「で、今日あなたにお願いしようと
思ってたことなんですがね、
まぁ、他人にいえば『何だそれくらい、
我慢しろよ』って言われそうなんですけど
自分にとっては一大事なんですよ!!」
ようやく、本題に入った。

どうやら、彼の部屋のテレビが
突然、壊れたらしい(寿命か?)
割と、部屋にこもって、
ビデオやDVDを見るのが好きな人だから
恐らく、あたしにとって
パソコンがいきなり壊れるくらいの
一大事だろう。

それで、店まで買いに行ったのだが
現金では払えないので、ローンを組もうとしたら
断られたらしいのだ。
2軒、回ったがどちらもダメだったとのこと。
断られるような覚えはないらしいのだが
断られてしまうのは仕方がない。
そこで彼は思った。
「誰かにローンで買ってもらって
自分がその人に対して、ローン組めばいいや。」
相変わらず、悪知恵だけはよく働く人だ。
「・・・で、そんなこと頼めるの、
Yさん(あたしのことね。)しかいなくて・・・」
「え〜?またまたそんなことを!
Aさんだったら、他に頼める人、
いっぱいいるじゃないですか!!
何もあたしじゃなくたって!!」
前回の頼みごとの時も思ったことだ。
「いや、実は僕はかなり見栄っ張りで
『テレビが壊れた』なんて弱みを
友達とかに見せたくないんですよ。で、
ほら、僕、Yさんの弱みは
握ってるじゃないですか。
だったら、僕の弱みも見せていいかなぁって。」
・・・つくづく、妙なお人である。
テレビが壊れたことの、何が恥ずかしいのか。
っていうか、友達に見栄を張る必要があるか?
育ちの違いは、考え方の違いか・・・
それも、いつも思うことだが。

どんな理由にせよ、頼られるのは嬉しい。
しかしである。
この話の流れでは、暴露しなければならないのだが
あたし自身も、ローンが組める人間ではない。
実は、そのことを彼は
重々承知のはずだ。
「・・・って言われても、Aさんだって
分かってるでしょ。無理ですよ、あたしじゃ。」
「そうですかぁ・・・いや、Yさんなら
絶対何とかなると思ったんですけど・・・」
だから!!
いちばん「何とかならない人」だっていうことを
いちばん分かってるのはあなたなんだってば!!

思わず、頭をかかえてしまう。
どうせ、頼むのやめたって言われたんだから
聞かなきゃよかったかも・・・

(第3章に続く)

夕方。
携帯を置きっぱなしで買い物に出た。
帰ってきてから
ディスプレイを覗き込むと
メールを受信している。
誰からだろ・・・チェックしてみる。

「多少よくなりました。」

思わず、くすっと笑ってしまう。

よかった。連絡が来て。
漠然とした自信はあったものの、
今までの経験上、
やはりあたしからメールしないと
ダメかな・・・と思ってもいた。

「多少」ということだから
まだ全快ではないようだ。
「早く完全復活出来ますように」と
返事をする。

真夜中になって、またメールが来た。
彼からだ。何だろう。

「あの〜、お願いがあるんですm(_ _)m」

またか・・・
正直、彼の「お願い」には
悪い予感がしないでもない。
この日記をずっと読んでいる方なら
お分かりかとは思うけど・・・
とりあえず、「何でしょう」と聞いてみる。
しかし彼は、直接話したいという。
急用かもしれないので
「どこかで会いますか?
いきなり明日とかでもOKですよ。」
とメールする。
すると突然、「今からは?」ときた。

普通、「いきなり」の範囲に入るのって
「明日」までだと思う。
その時点で、夜中だったらなおさらだ。
しかし彼の場合、「今すぐ」が
当たり前のようにある。
あたしも、しょっちゅう会ってた頃は
いつ彼から呼び出されてもいいように
寝るまで緊張を保っていたものだが
会わなくなってしまうと、
その習慣が崩れてしまう。
いかんいかん、気をつけなければ・・・

とりあえず、慌てて出る準備をする。
「いつでも出られます」とメールをすると
すぐに電話がかかってきた。
これから会うというのに、何だか雑談が続く。
しばらく話した後。
「ホントは頼みごとをしようと思ったけど
やっぱりやめます。と!!
何なんだいきなり!!
何故、その結論に達したのか、理解できなかった。
「そうですか・・・いや、あたしは
もう今すぐうち、出るつもりでいたんですが・・・
分かりました・・・」
やや放心状態で、返事をする。
3ヶ月ぶりの再会だから、
楽しみにしていたのは当然である。
確かに、またいつでも会えるのだが
それが保証されている相手ではない。
すると、彼もこちらの気持ちを察したのか
「会います?これから。」と言ってきた。
あたしは、彼が具合がまだ
よくないことを知っている。
「早く帰って寝て下さい。」という言葉が
今にも出てきそうだったが
ここは、素直になっておくべきかとも思った。
「出来れば・・・」
そのあとの「会いたいです。」は
思わず飲み込んでしまう。

近くまで来た、という電話が入ったので
うちを出ると、
もう、車のエンジン音が聞こえていた。
3ヶ月ぶりのご対面だが
不思議と、ドキドキしなかった。
感動がなかったわけではないけど、
「帰ってくるべきところに帰ってきた」ような
安心感・・・だろうか。

「元気?」なんて、さっき電話でも聞いたのに。
「ちゃんと食べてる?
3日も食べてないなんてことない?」
「お風呂とか、ちゃんと入ってる?」
「お金、足りてる?」
何だかネガティブ的な質問を
さも馬鹿にしたようにあびせかける。
いつものことだが、むかつく・・・(苦笑)

「今、いくつだっけ。27?」
「26です。」
(注:27は、彼のいちばん好きな数字です。)
「ご結婚とかは、なさらないんですか?」
・・・?
この人、あたしの気持ちを知っていながら
こんな質問してるんだろうか。
同じ質問、そのまま返してやりたかった。
「実家に帰ったら、見合い話とかあるでしょ。」
「いや、そういうことはもう
自分でやれって言われてますから・・・」
「へぇぇ、任されちゃってるんだ。」
意味ありげな、薄ら笑いを浮かべる。
いくら好きな相手とはいえ、更にむかつく。

「で、彼氏出来た?」
・・・さすがのあたしも、コケた。
「はぁぁ?!」何考えてんだこの人!!
さっきから、あたしの気持ちを分かった上で
こんな意地悪な質問をしてくるのだろうか。
「ねぇねぇ、恋愛してる?」
「恋愛って・・・だって、好きな人は・・・」
もごもご。
「え?好きな人いるの?マジで?
誰!教えて!!」
絶対、おかしい!この人!!
「分かってるくせにぃっ!!」
思わず、声に出して言ってしまう。
それを聞いているのかいないのか・・・
明らかに、聞こえてはいるはずだ。
(参照:5/31の日記)

「・・・でもさぁ、俺、
26くらいの女の子ならみんな
彼氏って、いるもんだと思ってたよ。」
「それは大いなる誤解ですよ、
いる人はいるけど、いない人はいないです。
そんな風に思われちゃってたらあたしなんて
絶対もう彼氏出来ないじゃないですか・・・」
「い、いや、そ、そんなことない、
だだだ大丈夫ですよ。」
「何でどもるんですか。」
「いやぁ、ハハハ・・・」
甚だ、うんざりだ・・・

(第2章に続く。)
相変わらず、音沙汰なし。
まだ倒れてるのかな。
ま、大きい仕事が一つ、終わったあとだから
しっかり休んだ方がいいのかもね。

淋しいけど、今回はあたし、折れないから。
彼から連絡なくても、
絶対、あたしから連絡したりしない。

何か、今だったら
「絶対連絡ある!」って、自信がある。
理由はない。漠然とした・・・自信。

またか!!

2001年8月28日
昨日の日記を書いた後、彼にメールした。
すぐに返事が来た。と思ったら。

・・・先週の木曜から
39度近い熱を出して、倒れているらしい。

思わず「またか!!」と
言ってしまったあたし。

遺伝子の関係で、男の人って
熱とか出しやすいって言うけど、
しかし出会ってからこれで3度目だ。
4ヶ月で3回も・・・
あたしなんて、1年に1回、
あるかないかなのに・・・

でも、とりあえず早く元気になってほしいので
彼が元気になったらメールを
くれることを祈って、
あたしからメールをすることは
しばらく控えようと思う。

彼に一言。
「野菜は食べるべし!!」

以上!!(逃)
いよいよ8/17。東京に戻る日だ。
事情があって、妹と母親が
ついてくることになっていたが
東京では、いくらか身動きが自由になる。
次の日にでも、電話するつもりでいた。

ところが東京に戻る家路の途中、
また嫌な予感が頭をもたげた。

彼が間違ってあたしに電話をかけてきたあの日。
実は彼はあたしの番号のメモリを
消去しようとしていたのではないか。
あたしも、携帯のメモリを消去しようとして
間違ってダイヤルしてしまった、というのは
時々ある話だ。
いや、待てよ。こういう可能性もある。
あたしはよく、特に用はないのだが
好きな人の携帯のメモリを何気に開いて
見ていることがある。
その時、誤って発信を押してしまうことがある。

ここへ来て、また嫌な気分になった。
電話しよう、という気持ちにも翳りがさす。
気がついたら、携帯をバッグから取り出していた。
・・・あれ?不在着信だ。
着信履歴を開く。

・・・彼だ!!

もしあの日、本当にあたしの番号を
メモリから消去しようとしていたのなら
間違ってダイヤルした後、すぐに
消してしまっているはずだ。
しかし今日、こうして彼からの着信がある。
彼の携帯は、まだあたしのことを憶えてる。
やっぱり、悪い方になんて考えるもんじゃない!!
まるで私のネガティブな考えを
彼が自ら「そんなことないって!」と
言ってくれたような気がした。
それくらい、ベストタイミングな着信だった。

家に着いて、すぐに電話してみようと思ったが
ひょっとしたら、こないだみたいに
また間違っちゃったのかもしれない・・・と思い
とりあえず、明日改めて電話することにした。
もし大事な話なら、今日のうちにまた
かけてくるだろう・・・
程よい疲れと安心で、ゆっくり眠れそうだった。

枕元に置いておいた携帯が、突然鳴る。
メールだ。時計を見る。夜中の2時を過ぎている。
ひょっとして・・・
メールをチェックした。

「起きてますか?お帰りなさい。」

彼、憶えててくれたんだ!!
8/6に電話で話したあの日。
確かにあたしは「17日に東京に戻ります。」
とは言った。でも
結構さらっと言ったので、まさか
彼が憶えているとは思わなかったのだ。
眠気も忘れて、返事を打つ。
「久しぶりに会いたい。」と。
すぐに「いいですよ!」と返事が来た。
25日に母親が岡山に戻るから
それ以降に連絡する、と約束した。

そして今。母と一緒に弟も岡山に帰ったので
弟が帰ってくる水曜日まで
あたしは一人暮し状態。
実家にいる時とはまた別の意味でのんびり出来る。
彼にも、心置きなくメール出来る。
これを書き終わったら、早速メールしてみようか。

(FIN)
8/4。
いよいよ実家に帰る日が来た。
あたしはこの日を心待ちにしていた。
実家に帰れることが嬉しい・・・
というわけではない。
彼にメールするネタになるからである。

16:50羽田発岡山行。
携帯のスイッチを切る前に、彼にメールする。
何となく、空港からメールしたくて
早くメールしたいのを我慢して
空港に到着するまで楽しみをとっておいた。
メールを送信した後、携帯のスイッチを切って
飛行機へ・・・
もちろん、その後に起こる事件のことなんて
知る由もない。

18:05。
予定通り、岡山空港に到着。
家へ向かう車の中で、携帯が
メールの受信を告げた。
彼があたしにメールをくれるには
ちょっと時間的に早過ぎる。
でも、さっきメールしたし、ひょっとしたら・・・
はやる気持ちを抑えて、メールBOXを開く。
そしてあたしは、唖然とした。

「メールアドレスが不正です。」

彼に出したメールが、宛先不明で戻ってきている!
そんな・・・
何かの間違いではないか。
つい数日前には、ちゃんと送信できて
返事もくれたのに・・・
もう一度、送信してみる。
・・・だめだ。戻ってくる。

嫌な予感が、頭の中をよぎる。
彼は、メールアドレスを変更したのだ。
何故?
ひょっとして、あたしのメールがうるさくて?
そんな・・・うるさいって言われるほど
メールしてないのに・・・
あたしに「諦めてくれ」って言ってるのかな。
いや、彼はそんなことをする人じゃない。
諦めてほしければ、
ちゃんとハッキリ言うはずだ。
電話してみようか。でも何だか怖いな・・・

最悪な気持ちで、帰省第1日が終わる。

8/6。帰省第3日目。
実家にいるせいもあって、
彼に電話することも出来ず、
相変わらず、心にモヤモヤを引っ掛けたまま
また今日も1日が終わる・・・
ふと、隣りの部屋においてある
携帯を見に行こう、と思い立つ。
実家にいると、何となく携帯からの注意がそれる。
周りを気遣って、着信音も切ってある。
誰かからメール来てないかな・・・
ディスプレイを覗き込む。
あれ?不在着信が1件・・・誰だろ。
着信履歴を開いた。

・・・彼からだ!!

一気にモヤモヤが晴れた。
しかし、まだ喜ぶわけにはいかない。
ひょっとしたら悪い知らせかもしれないし・・・
いや、あまり悪い方に考えちゃいけない。
せっかく電話くれたんだから、
こっちから電話してみよう。今なら大丈夫。
彼の番号を、ドキドキしながらダイヤルする。

・・・つながった。

「すみません、今、実家に帰ってきてるんで
さっきの電話、気がつかなくて・・・」
「ああ、さっきね、間違ってかけちゃんたんだよ。
すぐに切ったんだけど・・・」
「そうだったんですか。あ、そうだ、
Aさん、ひょっとして、
メールアドレス変えました?
あたし、土曜日に何度かメールしたんですけど
全部戻ってきちゃうんです。」
「いや、最近出会い系サイトの勧誘とかが
多くなってさ、アドレス変えたんだ。」

改めて、モヤモヤが晴れた気がした。
彼は、あたしを邪魔だなんて思っていない。
邪魔だと思ってたら、とうの昔に
あたしの番号をメモリから外してるはず。
でもこうやって間違いとはいえ、
電話してきたということは
あたしの番号を、携帯が憶えているという証拠。
きっと彼は、誰かに電話をかけようとして
その人の前か後にあったあたしの番号に
かけてしまったのだろう。
ああ、ホッとした。
しかし、安心すると変なドキドキが出てきて
つい、「新しいアドレス、教えて下さい。」
と聞けなかった。
まぁいいや。電話番号は変えてないわけだし。
でも、電話じゃ、メールみたいに
気軽に出来ないよ・・・
ただでさえ、実家にいるからかけにくいのに。

しかし、とにかく問題が一つ解決したので
東京に戻って、一息ついたらまた
電話しようと心に決める。
そのために、帰る日までに話すネタを
作っておかなきゃ・・・
だったら、めいっぱい楽しまなきゃ!
「千と千尋の神隠し」を見に行った時も
近くの河原でとれたての鮎を食べた時も
お盆におばあちゃんちに行った時も
本屋で本を買った時も
いつでも心の中は彼のことでいっぱいだった。
今日のことはどう話そうか、
こんなこと、彼は知ってるだろうか・・・

(第2章へ続く)

ジブリに感謝!

2001年7月16日
今日、ナニゲにテレビを見ていたら
「千と千尋の神隠し」の特番をやっていた。

前にも言ったかもしれないが
お互い、お気に入りは違うけど
彼もあたしも、大のジブリファン。
(ちなみに彼のお気に入りは
「ラピュタ」と「ナウシカ」。
あたしは、「トトロ」と「魔女宅」。)
当然、「千と千尋」も楽しみにしている。

さて、ジブリファンにはたまらない
イベントがもう一つある。
井の頭公園の一角に建設中の
「ジブリの森美術館」。
今か今かと待っていたが、いよいよ
この秋、オープンとなる。
今日の「千と千尋」の特番で
美術館のレポートがあり、
今まで明かされなかった内部の様子が
ちょっとだけ見ることが出来た。
いちばん楽しみなのは何といっても
この美術館でしか見ることの出来ない宮崎作品。
これはまだ今の時点では謎のままだ。

彼も、10月になれば暇になるとのこと。
「千と千尋」ももちろんだけど
あたしとしては、
美術館は是非一緒に行きたいな、と思う。

この夏から秋にかけては
なかなかいいネタ目白押しだ。
ジブリと宮崎監督に大感謝!である。

♪この夏が去年よりも楽しいのは
何でかって何でかって考えてた・・・♪

P.S.>>書いてる途中で強制終了くらったのには
   ちょっと閉口したけどね(^^;)

勝った!!

2001年7月15日
いやもう、今日はその一言に尽きる!!

FC東京 0−2 ガンバ大阪
         吉原(遠藤)1
         稲本(小島)1
         
たまには、行けば気が紛れるだろうと
久々にガンバ大阪の試合を見に行ったが
これが何と大当たり!!
ガンバは無失点で勝つし、
しかも初めての「稲本潤一の生ゴ〜ル」!!

何だかいいことが起こる
前兆のような気がしないでもない。

早速、帰ってからこの喜びを
彼にメールしようと思ったけれど
何だか、この前メールしたばかりだから・・・
と思うと、もうこの時間になってしまった。
明日は、メールしてみよう。

でも、「明石家マンション」見たので
とりあえず、定時刻に
田中さんには会えたんだけど。

すっかり寝坊ぶっこいてしまった。
おかげで、外出する気にもなれず
「みんなのいえ」はお預けに。
だって、昼近くまで寝てたんだもん。
自己嫌悪にも陥りますってもんです。

でも、そうだとすると
昨日、メールしておいてよかったかも。
今日まで延ばしてたら
「みんなのいえ」を見に行けなかったことで
また、メールしそびれてたかもしれないし。

やっぱ昨日の納豆の日は
神様の思し召しだったのよ・・・
もうこうなったらあたし、
誰が何と言おうと、そう信じるわ。
久々に、夜、寝て、朝、起きた。
父親が来ていたせいもあるのだけど。

寝覚めのコーラを(コーヒーじゃないのか?)
飲みながらテレビを見ていると
「今日は納豆の日・・・」という
セリフが聞こえてくる。
あ、そっか。今日は7月10日。
確かに「納豆の日」だ(笑)

納豆か。
彼の大好きな食べ物のひとつだ。
ナニゲに、日本食が好きらしい。
一番好きなのは鰻だって言ってたけど。

彼の大好きな、納豆の日・・・
これはひょっとして
そろそろメールしてみては?という
神の思し召し???
などど馬鹿げたことを考えてみたが
やはりこういうこととなると
あながち「馬鹿」ともいえない。
こういうものには、乗っておくべきだ。

なるべく夜の方がいいだろうと思ったが
日付が替わっては意味がない。
だから0:00直前にしようと計画。
23:30ちょっと前にメールする。

「今朝テレビで今日が納豆の日だって聞いて
Aさんのことを思い出しました。
忙しいだろうから、メールは
我慢してたんだけど、やっぱり
淋しくなっちゃって・・・」

な〜んて。

すぐに返事、くれるといいな。
でも、すぐは無理かな。
まだ仕事中かもしれないし・・・
祈るように、携帯を握り締めて送信する。

祈りは・・・通じた!

すぐに携帯が、彼からのメールを告げる。

「最近どうですか?元気にやってます?」

どうやら、ちょうど仕事場から
ホテルに到着したところだったらしい。
この時間で「早く終わった」ということは
いつもはもっと遅いのだろうか。

暑さに閉口していること、
最近読んだ本のこと
(志賀先生の本を読んだことを
このとき、やっと話せた・・・)
特に、吾輩は猫であるを読みながら
大爆笑していること(<読んだ人なら
分かると思うけど、ホントよ。
どうかするとあれは、ギャグ漫画に
なってしまうかも。いい意味で。)
明日、みんなのいえを見に行くこと・・・
ホントはもっともっといろいろ話したいが
250字以内で話すとなると
やはり限界があるのが悲しい。

もちろん、どんなに長く打ったところで
彼から帰ってくる返事は少ない。
でも、何も言わなくても、
彼はあたしのことを忘れてはいないということは
ちゃんと分かる。
自分からは決して何も言ってこないけど
でも、ナニゲに心配してるんだな・・・
なんてね。

東北とはいえ、フェーン現象で有名な山形は
ひょっとしたら東京より、
極端な話、かの沖縄より
暑いこともあるのではないかと思う。
日本一の最高気温をマークしたことがある
山形県だけど、
暑さに滅法弱い彼は、大丈夫だろうか。
建設現場となると、恐らく
屋外での仕事が多いのだろう。
ただでさえ、病気になりやすいし、
ただでさえ、自分の健康管理が下手だし、
ただでさえ、野菜食べないし(笑)
でも、ガキのあたしがあんまり心配したら
うっとおしがられるかもしれないから
適当に、放っておくことにする。

でも、心配してないんじゃないからね!
何か前にもこんなこと
言ってたような気がする・・・(^^;)

実は水曜日に
「みんなのいえ」を見にいくことにした。
あたしの記憶が確かならば
吉祥寺の映画館は
水曜日、女性は1,000だった・・・
あくまでも、あたしの記憶だけど。
前、「踊る大捜査線〜THE MOVIE〜」
を見にいった時、
「水曜日に来りゃよかったかな。」
と思ったような記憶が何となくあるから。

で。何が「決戦」なのかというと。

「みんなのいえ」、見たら
今度こそ!彼にメールするから!!
今度は絶対!ウソツカナイ!
「たまのメール」なんだから
彼も五月蝿がらないでしょ、多分。

何だか・・・

2001年7月6日
いつもいつも
「よし!○○が終わったらメールしよう!」
とか、
「○○の時はメールしよう!」
とか思いながら
全然メール出来ないでいる。

今日は、今世紀最初の月食だったから
そのことをメールしようと思ったんだけど
結局、せずじまいだった。

悩んでしまうのだ。

こんなことでメールしていいのか・・・と。

それはそうと。

2001年7月4日
「みんなのいえ」ってぶっちゃけた話、
家が一軒、建つ話だよね?
(ぶっちゃけ過ぎ?)
と、いうことは、当然、話の中に
建築屋も出てくるってことだよね?
じゃ、その辺のところとこじつけて
「見てたらAさんのことを
思い出してしまいました。」な〜んて
メールのネタにも出来るってことか。

そうとなったら、早いとこ
行く予定立てないと(笑)

いい味出してる田中さんも見られるし
彼にメールする理由も出来るし
一石二鳥じゃぁないですか!

今日、本屋に行って
志賀直哉大先生の「和解」も
探してくるつもりだし。

案外、メールのネタが尽きない。
でも、あんまり続けて出すのも悪いから
小出しにしないとね。

久々。

2001年7月2日
ちょっとプロバイダのトラブルで
しばらくネットにつなげなくて、
昨日、ようやく、オンラインに復帰。
ここに来るのも久々だ。

その後、どうなったかというと
特に連絡は取り合ってない。
これでいいのかどうかが気になるが
多分、大丈夫だとあたしは確信している。
下手に、どうでもいいことを
ぐだぐだメールするのもよくないと思う。

お互い、大人だし。

金持ち父さん・貧乏父さん、
もうすぐ読み終わる。
次に読むのは決まった。
志賀直哉先生の「和解」。
とりあえず、これを読んだら1度、
彼にメールするつもりだ。
あ、それと今週中にでも
「みんなのいえ」を観にいこうかなと思う。

彼を好きになる前、あたし、本気で
ココリコの田中さんが好きだった。
彼に初めて会った日、
「好きな人とかいるの?」って聞かれて
「ココリコの田中さんです!」って
真顔で言ったくらいだ。

今でももちろん、好きだけとね。
八木亜希子にジェラジェラだし(爆)
でも、田中さんの女装はNG(^^;)
女装だったら
やっぱり遠藤くん。かわいいもん♪

今日は特に何もなかったんだけど
オンライン復帰記念ということで。

遺伝子

2001年6月26日
「暗夜行路」。
明日で読み終わると思う。

かなり分厚い本だったから
一時はどうなるかとも思ったけど
まとまった時間を費やせば
結構、読み進めるものだ。
今日はほぼ一日、図書館にこもって読んだ。

読みながら、ものすごく不思議な感じがする。
この本の著者、志賀直哉先生の遺伝子が
少しでも、彼にあると思うと・・・
今までそんな経験がなかったから
何となく、ピンと来ない。
しかも、日本でも(世界的に、かもしれない)
有名な小説家と、身近にいる「彼」に
そういったつながりがある・・・

志賀先生の本を、もっと読みたくなった。
これは、ただ自分がそう思い込んでいるだけだけど
何だかまた、彼の世界に
一歩、近づけるような気がするのだ。

でも、続けざまに読んだら
さすがのあたしも疲れそうなので(^^;)
今日は、巷で有名な
「金持ち父さん・貧乏父さん」を買ってみた。
ちょっとこいつで息抜きをしながら
次、志賀先生のどの作品を読むか考えよう。

もう一冊、志賀先生の本を読んだら
メールしてみるつもりだ。

今、読んでる本。

2001年6月22日
志賀直哉の「暗夜行路」。

実は彼、志賀直哉の親戚に当たる。
そう遠くない親戚らしい。
彼のお祖父さんも物書きで、
お祖父さんのお葬式には
有名な文豪もたくさん参列したとのことだが
彼はその頃、まだ小さかったので
覚えていない・・・ということだった。

彼から勧められた本は、
全部読んでしまったので、
この本、多分、読んだだろうな、という本を
今は自分で探して読んでいる。

読んでいると、
彼が読んだ本だ、ということが
何となく分かるのである。
彼の考え方とか、言った言葉などと
照らし合わせてみると、
「ひょっとしたら、あの言葉は
この本から来ているのかな・・・」とか。
いや、彼は決して、
その言葉がどの本に書いてあったかなんて
覚えてはいないと思う。
ただ、何となく、印象に残った言葉が
知らず知らずのうちに、心の中に
入り込んでいっているんだな、と思う。

彼は、本当の意味での「読書」をしているんだな。
こんな人が、悪い人だなんて
あたしには思えない。
やっぱりあたしは最後まで
彼を信じたいと思う・・・
ここまで毎日続いてて、
いきなりサボったら
「何かあったんじゃないか?」って
思われそうだけど、ご心配なく!
仕事が波に乗りつつあったものだから
ついつい日記の存在を
忘れてしまうところだったわ・・・

彼とは、特に連絡は取っていない。
っていうか、
かえって邪魔してしまいそうで
メールもそうそう出来なくて・・・

ひょっとしたら、しばらくは
日記も飛び飛びになってしまうかもしれないけど
あたしは元気にしているので
皆さん、安心して下さい。
今日は仕事で忙しくしていただけで
特に何もおこらなかった。
「破獄」、あともう少しで読破。
そしたら、彼にメールが出来る・・・(?)

彼が無事であることを祈りつつ。
久々に、ミュージカルの練習に顔を出す。
実は、経済的な問題で、
しばらく顔を出していなかった。
本番が6/30にあるというのに・・・
しかも今日は舞台練習だという。
あたしは、ただのその他大勢なら
恐らく、今日もサボっていたに違いない(コラ!)
しかし、どうしても出なければならない
場面があるので、
さすがに今日は必要に迫られ、
雨の中、1時間半かけて
埼玉は和光市まで行ってきた。

実は、あたしがこのミュージカルの練習を
やたらとサボっていたのには
経済的な原因以外にもある。

・・・なじめないのだ。

あたしは、もともとこの団体のメンバーではない。
この団体のリーダーの人と
別の合唱団で一緒で、
練習の時や本番の時、いつも隣同士になる。
そのうち、あたしが音大卒だということがばれて、
「是非、うちにも来てくれませんか?」
と声をかけられ、言わば助っ人みたいな形で
1度、ステージに立たせてもらったことがある。
それで今回も、お声がかかったわけだ。

しかし、ミュージカルのグループと
合唱団の雰囲気というのは、ちょっと違う。
指導者の違いもかなりあるのだが・・・
それに、合唱団の方は、
入りたての頃、まず先に母がいたから
割となじみやすかったのかもしれない。
ミュージカルの方では、
「リーダーが連れてきた人」ではあったけど、
何となく、遠巻きにされていたような気がする。
だからあたしはいつも
ひとりぼっちだった。

今日は、実は指揮者とキャストとの顔合わせで
練習が終わってから、軽く飲み会があった。
その時に、団の「長老」とも呼べる人から
「出席簿、横山さんの欄、
ちゃんと空けて待ってるからね。」
といわれて、何だか目が覚めた気がした。

あたしが今までひとりぼっちだったのは
他でもない、あたしのせいだ。
閉鎖的なのは、みんなじゃなくて
あたしの方だったんだ。

そう思うと、あたしはふっと
彼のことを思い出した。
彼だったら・・・
何とか、みんなになじもうと努力するはずだ。
きっと彼はこんなあたしを見たらまた
「努力が足りない!」って言うだろう。

心配はない。
きっと、受け入れてもらえると思う。
何だかんだって、もう
2年もお世話になっているのだから・・・



「誰かに抱かれた夢を見る」

・・・その通りだ。

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