Show The Flag!

2001年9月20日
彼には、あたしの心が見えていたんだ。

あたしは、彼が一体何を考えているのか
分からない時期があって、苦しんだ。
そして、彼がそんなに
酷い人間ではないと信じていながら、
心のどこかで、
「あの人は、あたしの気持ちにつけこんで
あたしを利用しているのだ」と
疑っていた。

その、見せていないつもりの「疑い」を
彼は見逃していなかった。

あの日・・・
ほとんどどさくさ紛れに言った
「好きです」という言葉。
彼は、決して聞き流してなんかいなかった。
きちんと心にとめておいてくれていた。
そして、真剣に考えているからこそ
あたしの気持ちに、自分の気持ちを
果たして向けていいものかどうか・・・
と、疑問に思ったのだと思う。

「本当に人を好きになること」
例え、自分が苦しくても、
困っているその人を助けてあげること。
彼は、あたしにそれを求めた。
でもそれは、決して
あたしを追い込もうとしているのではない。
何とか諦めさせようとしているのでもない。
少しでも、あたしの気持ちを
見ようとしたからこそ、求めたのだ。

あたしが今まで彼にしてきたことは
「湾岸戦争の時の日本」と同じだ。
たとえ、気持ちがあってやったことでも、
相手に気持ちが見えてこない。

「Show The Flag!」

彼のその叫びに、あたしは答えよう。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索