とか何とか言ってたら。第2章
2001年8月31日「で、今日あなたにお願いしようと
思ってたことなんですがね、
まぁ、他人にいえば『何だそれくらい、
我慢しろよ』って言われそうなんですけど
自分にとっては一大事なんですよ!!」
ようやく、本題に入った。
どうやら、彼の部屋のテレビが
突然、壊れたらしい(寿命か?)
割と、部屋にこもって、
ビデオやDVDを見るのが好きな人だから
恐らく、あたしにとって
パソコンがいきなり壊れるくらいの
一大事だろう。
それで、店まで買いに行ったのだが
現金では払えないので、ローンを組もうとしたら
断られたらしいのだ。
2軒、回ったがどちらもダメだったとのこと。
断られるような覚えはないらしいのだが
断られてしまうのは仕方がない。
そこで彼は思った。
「誰かにローンで買ってもらって
自分がその人に対して、ローン組めばいいや。」
相変わらず、悪知恵だけはよく働く人だ。
「・・・で、そんなこと頼めるの、
Yさん(あたしのことね。)しかいなくて・・・」
「え〜?またまたそんなことを!
Aさんだったら、他に頼める人、
いっぱいいるじゃないですか!!
何もあたしじゃなくたって!!」
前回の頼みごとの時も思ったことだ。
「いや、実は僕はかなり見栄っ張りで
『テレビが壊れた』なんて弱みを
友達とかに見せたくないんですよ。で、
ほら、僕、Yさんの弱みは
握ってるじゃないですか。
だったら、僕の弱みも見せていいかなぁって。」
・・・つくづく、妙なお人である。
テレビが壊れたことの、何が恥ずかしいのか。
っていうか、友達に見栄を張る必要があるか?
育ちの違いは、考え方の違いか・・・
それも、いつも思うことだが。
どんな理由にせよ、頼られるのは嬉しい。
しかしである。
この話の流れでは、暴露しなければならないのだが
あたし自身も、ローンが組める人間ではない。
実は、そのことを彼は
重々承知のはずだ。
「・・・って言われても、Aさんだって
分かってるでしょ。無理ですよ、あたしじゃ。」
「そうですかぁ・・・いや、Yさんなら
絶対何とかなると思ったんですけど・・・」
だから!!
いちばん「何とかならない人」だっていうことを
いちばん分かってるのはあなたなんだってば!!
思わず、頭をかかえてしまう。
どうせ、頼むのやめたって言われたんだから
聞かなきゃよかったかも・・・
(第3章に続く)
思ってたことなんですがね、
まぁ、他人にいえば『何だそれくらい、
我慢しろよ』って言われそうなんですけど
自分にとっては一大事なんですよ!!」
ようやく、本題に入った。
どうやら、彼の部屋のテレビが
突然、壊れたらしい(寿命か?)
割と、部屋にこもって、
ビデオやDVDを見るのが好きな人だから
恐らく、あたしにとって
パソコンがいきなり壊れるくらいの
一大事だろう。
それで、店まで買いに行ったのだが
現金では払えないので、ローンを組もうとしたら
断られたらしいのだ。
2軒、回ったがどちらもダメだったとのこと。
断られるような覚えはないらしいのだが
断られてしまうのは仕方がない。
そこで彼は思った。
「誰かにローンで買ってもらって
自分がその人に対して、ローン組めばいいや。」
相変わらず、悪知恵だけはよく働く人だ。
「・・・で、そんなこと頼めるの、
Yさん(あたしのことね。)しかいなくて・・・」
「え〜?またまたそんなことを!
Aさんだったら、他に頼める人、
いっぱいいるじゃないですか!!
何もあたしじゃなくたって!!」
前回の頼みごとの時も思ったことだ。
「いや、実は僕はかなり見栄っ張りで
『テレビが壊れた』なんて弱みを
友達とかに見せたくないんですよ。で、
ほら、僕、Yさんの弱みは
握ってるじゃないですか。
だったら、僕の弱みも見せていいかなぁって。」
・・・つくづく、妙なお人である。
テレビが壊れたことの、何が恥ずかしいのか。
っていうか、友達に見栄を張る必要があるか?
育ちの違いは、考え方の違いか・・・
それも、いつも思うことだが。
どんな理由にせよ、頼られるのは嬉しい。
しかしである。
この話の流れでは、暴露しなければならないのだが
あたし自身も、ローンが組める人間ではない。
実は、そのことを彼は
重々承知のはずだ。
「・・・って言われても、Aさんだって
分かってるでしょ。無理ですよ、あたしじゃ。」
「そうですかぁ・・・いや、Yさんなら
絶対何とかなると思ったんですけど・・・」
だから!!
いちばん「何とかならない人」だっていうことを
いちばん分かってるのはあなたなんだってば!!
思わず、頭をかかえてしまう。
どうせ、頼むのやめたって言われたんだから
聞かなきゃよかったかも・・・
(第3章に続く)
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