一喜一憂。まさに。〜第2章
2001年8月27日いよいよ8/17。東京に戻る日だ。
事情があって、妹と母親が
ついてくることになっていたが
東京では、いくらか身動きが自由になる。
次の日にでも、電話するつもりでいた。
ところが東京に戻る家路の途中、
また嫌な予感が頭をもたげた。
彼が間違ってあたしに電話をかけてきたあの日。
実は彼はあたしの番号のメモリを
消去しようとしていたのではないか。
あたしも、携帯のメモリを消去しようとして
間違ってダイヤルしてしまった、というのは
時々ある話だ。
いや、待てよ。こういう可能性もある。
あたしはよく、特に用はないのだが
好きな人の携帯のメモリを何気に開いて
見ていることがある。
その時、誤って発信を押してしまうことがある。
ここへ来て、また嫌な気分になった。
電話しよう、という気持ちにも翳りがさす。
気がついたら、携帯をバッグから取り出していた。
・・・あれ?不在着信だ。
着信履歴を開く。
・・・彼だ!!
もしあの日、本当にあたしの番号を
メモリから消去しようとしていたのなら
間違ってダイヤルした後、すぐに
消してしまっているはずだ。
しかし今日、こうして彼からの着信がある。
彼の携帯は、まだあたしのことを憶えてる。
やっぱり、悪い方になんて考えるもんじゃない!!
まるで私のネガティブな考えを
彼が自ら「そんなことないって!」と
言ってくれたような気がした。
それくらい、ベストタイミングな着信だった。
家に着いて、すぐに電話してみようと思ったが
ひょっとしたら、こないだみたいに
また間違っちゃったのかもしれない・・・と思い
とりあえず、明日改めて電話することにした。
もし大事な話なら、今日のうちにまた
かけてくるだろう・・・
程よい疲れと安心で、ゆっくり眠れそうだった。
枕元に置いておいた携帯が、突然鳴る。
メールだ。時計を見る。夜中の2時を過ぎている。
ひょっとして・・・
メールをチェックした。
「起きてますか?お帰りなさい。」
彼、憶えててくれたんだ!!
8/6に電話で話したあの日。
確かにあたしは「17日に東京に戻ります。」
とは言った。でも
結構さらっと言ったので、まさか
彼が憶えているとは思わなかったのだ。
眠気も忘れて、返事を打つ。
「久しぶりに会いたい。」と。
すぐに「いいですよ!」と返事が来た。
25日に母親が岡山に戻るから
それ以降に連絡する、と約束した。
そして今。母と一緒に弟も岡山に帰ったので
弟が帰ってくる水曜日まで
あたしは一人暮し状態。
実家にいる時とはまた別の意味でのんびり出来る。
彼にも、心置きなくメール出来る。
これを書き終わったら、早速メールしてみようか。
(FIN)
事情があって、妹と母親が
ついてくることになっていたが
東京では、いくらか身動きが自由になる。
次の日にでも、電話するつもりでいた。
ところが東京に戻る家路の途中、
また嫌な予感が頭をもたげた。
彼が間違ってあたしに電話をかけてきたあの日。
実は彼はあたしの番号のメモリを
消去しようとしていたのではないか。
あたしも、携帯のメモリを消去しようとして
間違ってダイヤルしてしまった、というのは
時々ある話だ。
いや、待てよ。こういう可能性もある。
あたしはよく、特に用はないのだが
好きな人の携帯のメモリを何気に開いて
見ていることがある。
その時、誤って発信を押してしまうことがある。
ここへ来て、また嫌な気分になった。
電話しよう、という気持ちにも翳りがさす。
気がついたら、携帯をバッグから取り出していた。
・・・あれ?不在着信だ。
着信履歴を開く。
・・・彼だ!!
もしあの日、本当にあたしの番号を
メモリから消去しようとしていたのなら
間違ってダイヤルした後、すぐに
消してしまっているはずだ。
しかし今日、こうして彼からの着信がある。
彼の携帯は、まだあたしのことを憶えてる。
やっぱり、悪い方になんて考えるもんじゃない!!
まるで私のネガティブな考えを
彼が自ら「そんなことないって!」と
言ってくれたような気がした。
それくらい、ベストタイミングな着信だった。
家に着いて、すぐに電話してみようと思ったが
ひょっとしたら、こないだみたいに
また間違っちゃったのかもしれない・・・と思い
とりあえず、明日改めて電話することにした。
もし大事な話なら、今日のうちにまた
かけてくるだろう・・・
程よい疲れと安心で、ゆっくり眠れそうだった。
枕元に置いておいた携帯が、突然鳴る。
メールだ。時計を見る。夜中の2時を過ぎている。
ひょっとして・・・
メールをチェックした。
「起きてますか?お帰りなさい。」
彼、憶えててくれたんだ!!
8/6に電話で話したあの日。
確かにあたしは「17日に東京に戻ります。」
とは言った。でも
結構さらっと言ったので、まさか
彼が憶えているとは思わなかったのだ。
眠気も忘れて、返事を打つ。
「久しぶりに会いたい。」と。
すぐに「いいですよ!」と返事が来た。
25日に母親が岡山に戻るから
それ以降に連絡する、と約束した。
そして今。母と一緒に弟も岡山に帰ったので
弟が帰ってくる水曜日まで
あたしは一人暮し状態。
実家にいる時とはまた別の意味でのんびり出来る。
彼にも、心置きなくメール出来る。
これを書き終わったら、早速メールしてみようか。
(FIN)
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