本当のところの目的は・・・
2001年6月6日彼が、いきなりあたしに
「お金貸して!」って言ってきた本当の理由は、
他にあるような気がする。
第一、彼は、あたしがお金に困っていることを
この世でいちばん分かっている人だ。
2、3万だってきついってこと、
十分承知のはずだ。
そんな彼が、平気であたしに
お金貸してくれって言うとは思えない。
よくよく考えてみたら。
あたしなんかに頼むより確実な方法は
彼にはたくさんあるはずだ。
実は彼はこの前、会ったあとも
ずっと東京にいたらしい。
どうやら、こっちでやる仕事が残っているらしく
行くに行けない状態のようだ。
しかし、7日は絶対に山形に
打ち合わせに行かなければならない。
そのためのお金がない、とのことだった。
だから彼は「6日までに。」と言っていた。
それで今日の18:00に渋谷で待ち合わせて
渡す予定になっていた・・・
しかし今日の朝になって
「やっぱり無理かも。」とメールが入る。
電話くれ、ということだったので
すぐに電話をした。
きっと急な仕事が入ったのだろう。
恐らく、銀行口座にでも
振り込んでおいてくれっていうことに
なるだろうと予想していた。
ところが、あたしの予想とは
全然違う方に話は進んでいった。
彼が言うには、
「渋谷で18:00に会ってすぐ別れても
家に着くのは20:00過ぎ。
次の日は山形に5:00のバスで行くから
3:00には起きなきゃない。
帰ってからもいろいろやることあるから
時間的にきつい。」とのこと。
・・・あたしは思った。
もし、本当にお金が必要だったら
何が何でも受け取ろうとするはずだ。
「それで・・・大丈夫なんですか?」
あたしは恐る恐る聞いてみた。
「ああ、7日は何とかする。」
彼が早口で言った。
・・・やっぱりあたしは
彼を助けることが出来なかった。
あたしの力では、彼を救うことが出来なかった。
自分の力のなさを悔やんだ。
その時。
「金曜日辺りどうかなぁ、
21:00とか22:00辺りにどっかで会えない?
いや、ホントは水曜日に借りて
金曜日に返そうかなって思ってたからさ。」
あたしは耳を疑った。
彼は、7日の分の資金を他から調達する。
だからあたしは用なしのはずだ。
金曜日に会わなければならない理由がない。
何か他の理由で日帰りで
東京に帰ってくることがあっても
あたしに会う必要はどこにもないはずだ。
なのに、何故・・・?
そう考えているうちに
ひょっとして彼は始めっから
あたしに本気でお金を借りる気なんて
なかったのではないか、という
気がしてきた。
いや、これはあたしの勝手な
思い過ごしなのかもしれないが
けれどどうしてもつじつまが合わない。
やっぱり彼は、こっちにいる間に
少しでも多くあたしに
会ってくれようとしてくれているのでは・・・?
この答えは、金曜日に分かるのだろうか。
「お金貸して!」って言ってきた本当の理由は、
他にあるような気がする。
第一、彼は、あたしがお金に困っていることを
この世でいちばん分かっている人だ。
2、3万だってきついってこと、
十分承知のはずだ。
そんな彼が、平気であたしに
お金貸してくれって言うとは思えない。
よくよく考えてみたら。
あたしなんかに頼むより確実な方法は
彼にはたくさんあるはずだ。
実は彼はこの前、会ったあとも
ずっと東京にいたらしい。
どうやら、こっちでやる仕事が残っているらしく
行くに行けない状態のようだ。
しかし、7日は絶対に山形に
打ち合わせに行かなければならない。
そのためのお金がない、とのことだった。
だから彼は「6日までに。」と言っていた。
それで今日の18:00に渋谷で待ち合わせて
渡す予定になっていた・・・
しかし今日の朝になって
「やっぱり無理かも。」とメールが入る。
電話くれ、ということだったので
すぐに電話をした。
きっと急な仕事が入ったのだろう。
恐らく、銀行口座にでも
振り込んでおいてくれっていうことに
なるだろうと予想していた。
ところが、あたしの予想とは
全然違う方に話は進んでいった。
彼が言うには、
「渋谷で18:00に会ってすぐ別れても
家に着くのは20:00過ぎ。
次の日は山形に5:00のバスで行くから
3:00には起きなきゃない。
帰ってからもいろいろやることあるから
時間的にきつい。」とのこと。
・・・あたしは思った。
もし、本当にお金が必要だったら
何が何でも受け取ろうとするはずだ。
「それで・・・大丈夫なんですか?」
あたしは恐る恐る聞いてみた。
「ああ、7日は何とかする。」
彼が早口で言った。
・・・やっぱりあたしは
彼を助けることが出来なかった。
あたしの力では、彼を救うことが出来なかった。
自分の力のなさを悔やんだ。
その時。
「金曜日辺りどうかなぁ、
21:00とか22:00辺りにどっかで会えない?
いや、ホントは水曜日に借りて
金曜日に返そうかなって思ってたからさ。」
あたしは耳を疑った。
彼は、7日の分の資金を他から調達する。
だからあたしは用なしのはずだ。
金曜日に会わなければならない理由がない。
何か他の理由で日帰りで
東京に帰ってくることがあっても
あたしに会う必要はどこにもないはずだ。
なのに、何故・・・?
そう考えているうちに
ひょっとして彼は始めっから
あたしに本気でお金を借りる気なんて
なかったのではないか、という
気がしてきた。
いや、これはあたしの勝手な
思い過ごしなのかもしれないが
けれどどうしてもつじつまが合わない。
やっぱり彼は、こっちにいる間に
少しでも多くあたしに
会ってくれようとしてくれているのでは・・・?
この答えは、金曜日に分かるのだろうか。
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