一生、大事にします!!
2001年5月23日2時半・・・
やはり昨日と同じ時刻だ。
そんな気がして、あたしは
携帯を枕元に置いておいたのだ。
「暇で時間がある日を教えて下さい。」
いやもう、眠気も吹っ飛んださ!(笑)
仕事がなくて、一日暇なのは・・・
木曜日だな。
早速、「木曜日ならOKです!」
と、メールする。
今日にでもすぐ会いたい気はあったけど
さすがに仕事が朝から夕方まであるし。
それだったら、
確実に時間がある日の方がいいと思って
あたしは、「木曜日」を指定した。
そしたら、あとは空いてないのか?と聞かれた。
今日はバイトだから16:00以降、
水曜日は面接があるから14:00以降なら・・・
と返事をすると、
「自分は今日くらいしか時間が
取れないかもしれない。」とのこと。
じゃ、初めから、
「今日、どうですか?」って
言ってくれりゃぁいいのになぁ、と思いつつ、
まずあたしのスケジュールを
尊重してくれようとしたのかな、と思うと、
ちょっとジ〜ンときてしまう。
なんて思ってると、
突然、この真夜中に、あたしの携帯が
「ちょこっとLOVE」を歌い出す。
メールではなく、電話ときた!!
あんまり嬉しくて、ハイテンションな声になる。
しかし彼は眠そうな声だ。
かなりテンションが低い。
「誕生日・・・過ぎちゃいましたね(^^;)」
それが第一声だった。
更に胸が熱くなった。
かくして、急遽、
今日、会うことになった・・・
街中をぶらぶら歩きながら、
「何かさぁ、『欲しい!』って思うものとか
ないの?」と突然聞かれる。
このところ、気持ちに余裕がないせいか、
「これが欲しい!」とかいう感情が
薄れているような気がしていた。
「最近、無性に
『本が読みたい!』って思います・・・」
気がついたらあたしは
そう言っていた。
もちろん、嘘なんかではない。
実際、あたしはそう思っていたところだった。
当然、彼に触発されてのことだけど。
一緒に晩ご飯を食べながら、
「少年H」の話をした。
もちろん、彼ももう読んでしまっていた。
しかも、あたしが4日かかったところを
彼は1日で読んでしまっていたのだから
「さすが!」である。
それからしばらく、本の話になった。
彼の言う本は、あたしの知らない本ばかりだ。
「知らないの?マジで?」
ばっかり連呼されてしまう・・・
「よし、ここの下に本屋があるから
あとで行こう!」
そこであたしは、ある一冊の本に出会う。
三浦綾子先生の「塩狩峠」。
彼があたしにプレゼントしてくれた本だ。
そしてそれは、もちろん、
彼も読んだ本である。
「これ、やる。」って
ひょいっと、まるで軽いもののように
手渡されたが、手にした瞬間、
何ともしれない重みを感じた。
言いようのない気持ちで胸がいっぱいになって、
「ありがとう。」の一言しか言えなかった。
家に帰って読む気がしなかったので、
23:00までやっている、
イトーヨーカドーの地下の軽食店街に行って
22:30近くまで、読みふけっていた。
そういう場面じゃないところでも、
何故か涙があふれた。
この一言一言を、彼も読んだのだ。
何だかすべてが、
彼の、あたしへのメッセージのような気がした。
夢中になって読んだ。
気がつくと、もう3分の2も読んでしまっていた。
あたしは、比較的、読み進めるのが遅い。
そのあたしが、1日足らずで
1冊、読み終えようとしているのだ!
・・・恐怖すら感じた(ホントに)
今一度、この本を手に取ってみる。
読む前よりも、更に重みが
増しているような気がする。
ふと、彼がそばにいるような気がした。
彼も、この本を読み、
今のあたしと同じように、
いろいろなことを考えたんだろうな。
ここを読んだ時、彼はどう思ったのかな。
あたしはこう思うけど、どうかな。
読みながらあたしは、
彼に問いかけていた。
ホントに、あたしは
決して一人じゃないって、確信した。
この世で一番大切な人がくれた
この世で一番大切な宝物。
やっとあたしにも
「宝物」と思えるものが出来た。
ありがとう。一生大事にするね。
やはり昨日と同じ時刻だ。
そんな気がして、あたしは
携帯を枕元に置いておいたのだ。
「暇で時間がある日を教えて下さい。」
いやもう、眠気も吹っ飛んださ!(笑)
仕事がなくて、一日暇なのは・・・
木曜日だな。
早速、「木曜日ならOKです!」
と、メールする。
今日にでもすぐ会いたい気はあったけど
さすがに仕事が朝から夕方まであるし。
それだったら、
確実に時間がある日の方がいいと思って
あたしは、「木曜日」を指定した。
そしたら、あとは空いてないのか?と聞かれた。
今日はバイトだから16:00以降、
水曜日は面接があるから14:00以降なら・・・
と返事をすると、
「自分は今日くらいしか時間が
取れないかもしれない。」とのこと。
じゃ、初めから、
「今日、どうですか?」って
言ってくれりゃぁいいのになぁ、と思いつつ、
まずあたしのスケジュールを
尊重してくれようとしたのかな、と思うと、
ちょっとジ〜ンときてしまう。
なんて思ってると、
突然、この真夜中に、あたしの携帯が
「ちょこっとLOVE」を歌い出す。
メールではなく、電話ときた!!
あんまり嬉しくて、ハイテンションな声になる。
しかし彼は眠そうな声だ。
かなりテンションが低い。
「誕生日・・・過ぎちゃいましたね(^^;)」
それが第一声だった。
更に胸が熱くなった。
かくして、急遽、
今日、会うことになった・・・
街中をぶらぶら歩きながら、
「何かさぁ、『欲しい!』って思うものとか
ないの?」と突然聞かれる。
このところ、気持ちに余裕がないせいか、
「これが欲しい!」とかいう感情が
薄れているような気がしていた。
「最近、無性に
『本が読みたい!』って思います・・・」
気がついたらあたしは
そう言っていた。
もちろん、嘘なんかではない。
実際、あたしはそう思っていたところだった。
当然、彼に触発されてのことだけど。
一緒に晩ご飯を食べながら、
「少年H」の話をした。
もちろん、彼ももう読んでしまっていた。
しかも、あたしが4日かかったところを
彼は1日で読んでしまっていたのだから
「さすが!」である。
それからしばらく、本の話になった。
彼の言う本は、あたしの知らない本ばかりだ。
「知らないの?マジで?」
ばっかり連呼されてしまう・・・
「よし、ここの下に本屋があるから
あとで行こう!」
そこであたしは、ある一冊の本に出会う。
三浦綾子先生の「塩狩峠」。
彼があたしにプレゼントしてくれた本だ。
そしてそれは、もちろん、
彼も読んだ本である。
「これ、やる。」って
ひょいっと、まるで軽いもののように
手渡されたが、手にした瞬間、
何ともしれない重みを感じた。
言いようのない気持ちで胸がいっぱいになって、
「ありがとう。」の一言しか言えなかった。
家に帰って読む気がしなかったので、
23:00までやっている、
イトーヨーカドーの地下の軽食店街に行って
22:30近くまで、読みふけっていた。
そういう場面じゃないところでも、
何故か涙があふれた。
この一言一言を、彼も読んだのだ。
何だかすべてが、
彼の、あたしへのメッセージのような気がした。
夢中になって読んだ。
気がつくと、もう3分の2も読んでしまっていた。
あたしは、比較的、読み進めるのが遅い。
そのあたしが、1日足らずで
1冊、読み終えようとしているのだ!
・・・恐怖すら感じた(ホントに)
今一度、この本を手に取ってみる。
読む前よりも、更に重みが
増しているような気がする。
ふと、彼がそばにいるような気がした。
彼も、この本を読み、
今のあたしと同じように、
いろいろなことを考えたんだろうな。
ここを読んだ時、彼はどう思ったのかな。
あたしはこう思うけど、どうかな。
読みながらあたしは、
彼に問いかけていた。
ホントに、あたしは
決して一人じゃないって、確信した。
この世で一番大切な人がくれた
この世で一番大切な宝物。
やっとあたしにも
「宝物」と思えるものが出来た。
ありがとう。一生大事にするね。
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